今年もつらい花粉症の季節がやってきましたね。
「どこからこんなに出てくるの?」と驚くほど
の鼻水や、息苦しい鼻づまり……。本当に気が
滅入ってしまいます。この時期特有の悩みです
が、もし「一年中、鼻の調子が悪い」と感じて
いるなら、一度食生活を見直してみる価値が
あります。そこで注目したいのが
「小麦(グルテン)」の影響です。小麦の摂取を
控えることは、体内の炎症を抑えることにも
つながります。たとえ小麦が直接の原因でなく
ても、控えるという選択をするだけで、今
悩まされている花粉症の症状がグッと軽減する
可能性があるのです。
「よしりん」こと四毒抜きで有名な吉野敏明
先生は、小学校から高校時代まで鼻炎に
悩まされていたそうです。
毎日、鼻づまりがひどく、点鼻薬(非ステロイド)
が手放せない状態。その点鼻薬もだんだん効果が
短くなっていき、耳鼻科を受診しました。そこで
ステロイド(副腎皮質ホルモン)が処方され
ました。しかし、ステロイドの効果も半年ほどで
なくなったのです。その当時、花粉や
ハウスダスト、ダニなどが原因のアレルギー性鼻炎
だと思い込んでいました。しかし、あるひょんな
事から鼻づまりが治ります。大学生になって、
自炊生活でパンを食べる機会がまったくなく
なり、1年ほどその生活を続けていると、
鼻づまりの症状が完全になくなっていたのです。
それでも、当時はまだ鼻づまりの原因が小麦だと
は想像もつきません。その後、患者さんと向き
合う中で、36、37歳の頃になり、ようやく、
「私の鼻詰まりはグルテンが原因だったんだ!」
と確信するのです。
吉野先生と同じように幼少期に鼻づまりがあり、
食事を変えることで人生を劇的に変えたスーパー
スターがいます。プロテニス界のレジェンド、
ノバク・ジョコビッチ選手です。38歳の今なお
現役で、ビッグタイトル獲得数72という史上最多
記録を持つ彼ですが、かつては試合中に呼吸困難
で倒れるなど、体調不安を抱えていました。彼も
また、13歳の頃から14年もの間、ひどい鼻づまり
に悩まされていたのです。転機となったのは
「グルテンフリー(小麦抜き)」への挑戦でした。
パン生地に囲まれて育った彼が小麦を断った
ところ、なんと常にあった鼻づまりが突如として
消え去ったのです。長年にわたりパン生地を
食べ続けていたことで、グルテンが体に合わない
のを悪化させたのではないかと疑っています。
著書の中でそう振り返る彼は、食事を変えて
から一気に才能を開花させ、世界王者の座へと
駆け上がりました。
小麦を食べると体が過敏に反応し、不調を招く
ことを「グルテン不耐(ふたい)症」と
呼びます。これは食べてすぐに反応が出る
「食物アレルギー」とは異なります。やっかい
なのは、ある日突然、誰にでも起こりうると
いうこと。昨日までパンをおいしく食べていた
人が、突然、小麦が合わない体質に変わって
しまうこともあるのです。もしあなたが常に
鼻づまりに悩んでいるなら、一度このグルテン
不耐症を疑ってみる価値があります。残念
ながら、今の医学ではこの不耐症を判定できる
検査はありません。だからこそ、一番の近道
は「2週間の小麦抜き生活(グルテンフリー)」
を試してみることです。まずは2週間、小麦を
断ってみてください。鼻の通り、目覚めの良さ、
肌の調子…。あなたの体が発する声に、じっくり
耳を傾けてみませんか?
最後に問題です。
ジョコビッチ選手が小さい頃に両親が営んで
いたお店はなんでしょうか。答えはこの下に
あるので、ちょっと考えてみてください。
ヒントは今回の画像です。
答えは、「レッドブル」という名前のピザ屋
でした。
