「今日は頭がガンガンする…まさか、また雨?」
「体が重くてだるい。予報では、やっぱり明日から天気が崩れるみたい…」
と感じているなら、
それは「天気痛」かもしれません。
「天気痛」への対処法としては、
漢方薬の五苓散を服用したり、
耳のマッサージをしたり、規則正しい生活を送る
といった方法があるようです。
しかし、「天気痛」自体が起こらないように
するためには、まずタンパク質不足を
改善しないと始まりません。
梅雨時期の不調
ふじかわ心療内科クリニック院長の藤川徳美医師
によると、梅雨に入り湿度が高まるにつれて、
次のような不調を訴える女性の
患者さんが増えるそうです。
- 天気が悪く、気圧が低くなると体調が悪くなる
- 寒暖の変化が大きい時期には体がついていかない
- 夏バテして食欲が落ちる
これらの症状に心当たりはありませんか?
気候変動に弱い人は最重度のタンパク質不足
藤川医師は、気候変動で体調を崩す方のほとんどが、
「最重度のタンパク質不足」
の状態にあると指摘しています。
体内のタンパク質が不足すると、
生命活動を支えるエネルギー(ATP)を
うまく作り出せなくなり、
体調を崩しやすくなるとのことです。
もしかしたら、あなたの不調も
タンパク質不足が原因かもしれません。
メンタルにも影響する
藤川医師によると、タンパク質不足は
心理的なストレスにも弱くなるそうです。
「会社で自分ばかりが目の敵にされて怒られている」
「落ち込んで、いつまでもくよくよと同じことを考えてしまう」
といった訴えも、
タンパク質不足が背景にあるケースが多いとのこと。
ひょっとしたら、心の不調も
食事と関係があるのかもしれないです。
タンパク質を積極的にとる
天気痛対策で特に注目したいのが、タンパク質です。
実は、私たちの体内でエネルギーを
作り出すためにはタンパク質が不可欠。
また、体内の水分バランスを保つ上でも
重要な役割を担っています。
まずは、食事で肉、魚、卵などの動物性タンパク質を
意識して摂るように心がけてみましょう。
しかし、もともとタンパク質が不足していると、
これらの食材をうまく消化吸収できない
という方も少なくありません。
その結果、
肉や魚は食べられないという人も多いと思います。
ホエイプロテインの活用
「肉や魚を食べるのが苦手…」という方には、
市販のプロテインパウダーの活用がおすすめです。
最近では、お近くのドラッグストアでも
手軽に購入できます。
選ぶべきプロテインは、ソイプロテインではなく、
ホエイプロテインです。
プロテイン摂取の注意点と効果的な飲み方
ただし、消化能力が低いと感じる方がプロテインを
飲み続ける際には、いくつか注意が必要です。
例えば、多くのプロテインに記載されている
「1回20g」といった摂取量を最初から
守ってしまうと、
「うっぷ」と気持ち悪くなったり、
お腹を下したりすることがあります。
これが原因で、
プロテインを断念してしまう方が非常に多いのです。
焦らず、数ヶ月単位で、1回5g(大さじ1杯)を
1日3回から始めてみましょう。
このペースで継続することで、
体が徐々に消化に慣れていきます。
タンパク質を一定期間継続して摂取し、
不足が改善されれば、
天気痛に悩まされることも少なくなるはずです。