前回の投稿(検査値の比較 )で「LDL-C
って、そんなに高くても大丈夫なんだ」とほっと
した方もいらっしゃると思います。
「安心してください、生きてますよ。」
もし、このブログの更新が予告なく停まったら、
マツモトは「コレステロールが高すぎて、調子を
くずした可能性もゼロとはいえない」とお察し
ください。
では、その1に続き、コレステロールに関する
内容をお届けします。
犯人にされてきた悪玉コレステロール
動脈硬化は、加齢とともに血管壁が
厚く、硬くなったり、コレステロール
や脂質が血管内に蓄積して部分的に
血管が狭くなる状態です。高血圧の
原因となり、最終的には心筋梗塞や
脳梗塞、脳出血を引き起こすもとに
なります。
(略)
動脈硬化は、コレステロールの中
でもLDL(悪玉コレステロール)が
沈着すことによって引き起こされる
ため、長らくLDLが犯人とされて
いました。
しかし近年では、高血糖により傷
ついた血管内皮にLDLが沈着して、
粥状硬化になることがわかって
きました。このため、動脈硬化を予防
するにはLDLの値を下げることでは
なく、高血糖の状況にさせないことが
重要になります。
いまだにLDLは悪玉コレステ
ロールというレッテルを貼られて
いますが、本来、高血糖状態が
なければLDLが血管内皮に沈着する
こともないのです。つまり、LDLは
血糖値スパイクによって起こった火事
を消そうとした、いわば善意ある市民
だったのに、犯人に仕立て上げられて
いたのです。
福島正嗣著『朝食にパンを食べるな』(プレジデント社、2022)
因みに、引用文の中の「粥状」は
「じゅくじょう」と読みます。
つまり、動脈硬化はコレステロールが多いことが
原因ではないのです。因果関係が逆です。他に
炎症が起こる原因があって、その部分を調べて
みたら結果的にコレステロールが見つかったと
いうことなんです。LDL-Cが高いこと=
動脈硬化が起こって血管がつまるでは
ありません。
