1月7日は七草がゆを食べる日でしたね。お正月の
ご馳走で疲れた胃腸をいたわる日本ならではの伝統
行事です。ですが、実は「おかゆ=胃に優しい」
というこれまでの常識を、少し疑ってみる必要が
あるかもしれません。
胃腸の専門家である
「みらい胃・大腸内視鏡クリニック」の
福島正嗣医師が書かれたブログが、とても
わかりやすいです。
多くの人が「ハッ」とする内容だと思うので、
大切なポイントを引用してご紹介します。
炭水化物は胃での消化は非常に悪い!
長年、消化器外科、内視鏡医としての
経験からするとうどん、そば、ご飯、
おかゆなどの炭水化物と言われる
ものは、はっきり言って胃での消化は
かなり時間が掛かります。
研究によるデータでもご飯は10時間、
パンは6時間かかるという結果も
あります。細かい時間は抜きにして、
私の印象でもご飯は8時間以上は
かかります。
え!と驚かれる方も多いと
思いますし、子供の頃におなかを
壊した時に親がうどんを作ってくれた
のは何だったんだ(^^;なんて思う人も
いると思います。
人間は雑食なので肉も野菜も食べられ
ますが、消化管の構造から考えると、
どちらかというと肉食動物に
近いです。
なので、炭水化物(穀物)は消化が
苦手ですが、肉はあっという間に消化
されます。
ちなみに肉の消化は30分もあれば
完了します!
イメージと実際のギャップはかなり
ありますが、実は脂肪やタンパク質は
消化が良くて、穀物などは消化が悪い
ので気を付けてください。
この内容、かなりの衝撃ではありませんか?
「体調が悪いときはおかゆ」という、私たちが
信じて疑わなかった習慣が、実は逆効果だった
かもしれないなんて……。
実際、我が家でも驚くようなことがありました。
先日、子どもが七草がゆをお茶碗に2杯食べた
のです。するとその後、「酸っぱいものが上がって
きた」と苦しそうにしていたんです。普段は胃酸が
上がって来ることはないので、びっくりしました。
紹介したブログには、先生ご自身が「お寿司を
食べて5時間後」の内視鏡画像も掲載されて
います。何が胃にどう残るのか、気になる方は
ぜひチェックしてみてください。
特に、ご年配の方などは「食べないと元気が
出ない」と心配されがちですが、食欲がないとき
は無理に食べないのが一番。1日くらい食べなく
ても体は平気なものです。
次に体調を崩したときは、おかゆではなく
「卵スープ」などのタンパク質を少しずつ摂ること
から始めてみてはいかがでしょうか。
