パンが好きで、かつては色んなお店で買い求めて
いました。例えば、東京駅近くの「VIRON」。
今でもあの赤い袋を見ると興奮が呼び起こされ
ます。牛かっ⁉

他には、今はもう建物自体がなくなりましたが、
プランタン銀座の地下に「ビゴの店」があり
ました。そこの『生ハムのカスクルート』はもう
絶品。もし食べたことのない人は、是非一度
味わってみてください。
パン好きが高じて、自分でも作っていました。
「VIRON」の『レトロドール』に憧れ、「ラ・
トラディション・フランセーズ」という小麦粉
を手に入れて、焼いたりもしました。それほど
パンにハマっていたのです。
しかし、現在はパンをほとんど口にしません。
それは体に負担がかかるからです。
朝の忙しい時間にパンは手軽に食べられて便利
ですよね。朝食として毎日食べているという方も
いらっしゃると思います。白いフワフワとした
見た目から消化も良くて、エネルギーを補給する
には優れた食べ物といったイメージを持っていま
せんか。
しかし、実際は違います。
パンは胃腸にとって消化が悪い食べ物です。
それなのに、血糖値はすぐに上昇します。
どういうことなのか見ていきましょう。
炭水化物は胃で消化が進まない
まず、炭水化物の主成分であるデンプンは、
多糖類からなります。その糖がたくさん連なった
ものを、体の中で小さくし、ブドウ糖という形に
して体に吸収します。胃は、その小さくするため
の消化酵素(アミラーゼ)を出す機能がないため
に、胃の中で消化があまり進まず、しばらく
留まっているのです。ちなみに、アミラーゼは
と膵液に含まれています。よく噛んで食べま
しょうというのは理にかなっていますね。
腸にまとわりつくグルテン
小麦粉でパンを作ったことのある方はご存じだと
思いますが、容器にパン生地が残ると、洗っても
簡単にはとれません。あれが、グルテンの仕業
です。パンのもちもち感を出すのに欠かせない
タンパク質です。これが消化、分解されに
くく、腸壁にくっついてしまうのです。
それで、未消化物がアレルギーの原因に
なったり、他の栄養素を吸収するのを邪魔したり
するのです。
普段から、タンパク質を積極的に食べましょうと
お伝えしていますが、このグルテンという
タンパク質に関しては例外です。なるべく
控えた方がよいでしょう。
血糖値の急上昇
「全粒粉パンのほうがスクロースを持つ食品より
血糖値を上げます」
アメリカのDr.ウイリアム・デイビスが書いた本
『小麦は食べるな!』(白澤卓二訳・日本
文芸社、2013)には、上記のようにあります。
スクロースというのは砂糖の主成分のことです。
なぜ、消化が悪いのに、血糖値は急に
上がるのか?
パンのデンプンが、バナナなどに含まれる
デンプンより消化されやすいからです。唾液から
出た消化酵素がデンプンに作用し、一部の吸収
されやすい状態になったものが、腸へ速やかに
達します。
この分が、血糖値を上昇させるのです。だからと
いって、噛まずに食べようと言っているわけでは
ありません!
一般的に、6枚切り食パン1枚あたりの糖質は
約27gです。角砂糖の7個分に相当します。
毎日のパンを控えてみよう
パンは白い見た目とは裏腹に、消化が悪い
食べ物です。さらにさまざまな悪影響を体に
もたらします。
パンを常食としている方は、何気なく食べている
と思います。食べるなとはいいませんが、当たり
前になっている角砂糖7個を改めてみませんか。
