わたしがおすすめする薬は、今流行りのマンジャロ
ではありません。お腹に自分で注射するのはイヤ
ですよね。週1回とはいえ。
マンジャロ皮下注5mgは、薬価が3848円なので、
3割負担で1000円以上の負担になります。1回に
1本使い切りの薬で、1ヶ月分で5000円以上は
かかります。これは、糖尿病の診断がついて、保険
での話ですよ。やせたいなどの理由で保険適用外
なら、月に最低でも2万!はとびます。高額な
上に、やめたらすぐに食欲は戻ってしまう薬です。
これに大いに勝るクスリがあります。
しかも0円。
それは「空腹」です。
「空腹」こそ最強のクスリ
糖尿病を専門とする青木厚先生の著書に
『「空腹」こそ最強のクスリ』(アスコム、2019)
という本があります。
今回はこの本を紹介します。
1日3食は食べすぎ
1日3食というのは、それだけで「食べすぎ」
になってしまう可能性があります。
定期的に食事をする事は、
「食べすぎに気づきにくい」のです。
さまざまな不調
そして食べすぎは、さまざまな体の不調を
まねきます。
疲れやだるさの原因となるだけでなく、
糖尿病や高脂血症(こうしけっしょう)などの
動脈硬化性疾患、脳出血や脳梗塞(のうこう
そく)、狭心症や心筋梗塞(しんきんこう
そく)などの虚血性心疾患(きょけつせいしん
しっかん)、そしてがんの原因ともなるのです。
内臓が休めない
1日3食とるということは、あなたの体は
ブラック確定ですね。働き方改革で、休みを
しっかりとるようになった現代において、いまだに
内臓を24時間戦わせているのです!
食事をすると消化、吸収するのに時間が
かかります。食事の間隔が短いと、まだ胃や腸に
食べ物が残っている間に、次のものが運ばれて
きてしまいます。すると胃腸は休む間もなく、
常に消化活動をしなければならなくなり、どんどん
疲れていきます。
そうすると、「胸焼け」、「胃もたれ」、「食欲不振」
が起こりやすくなります。他には腸内環境の悪化
で、全身にダメージが及びます。
また、もともと様々な働きをしている肝臓に、
さらに多くの負担がかかります。
16時間の空腹を作る
ルールは1つ。「睡眠8時間+8時間の空腹」を
実行するだけです。 具体的な方法は、朝食を取る
のを遅らせます。夕食をとって、寝て 、最初の
固形物を口にするまでの時間を長く取るのです。
16時間の空腹を作ることで、オートファジーが活発
になってきます。それは、古くなった細胞を、内側
から新しく生まれ変わらせる仕組みです。
気をつけること
まず、朝起きて、水分は取りましょう。それも
甘くないものに限ります。また、前回書いた
ように、朝飲む薬がある方はここで薬だけ
飲みましょう。
そして、本の中では空腹の時間以外は、基本的に
何でも食べていいことになっています。
しかし、私はここは意見が違います。
薬局の患者さんで、16時間ダイエットに失敗した方
がいらっしゃいました。その方は、残りの2食を
がっつり食べていました。お腹がすいた反動で、
どうしても食べすぎてしまうのだそうです。
やはり、タンパク質はしっかりとりつつも、
糖質は控える意識はもった方がよいでしょう。
最初から無理をしない
空腹で活動するのは、最初は辛いです。ナッツや
チーズなどを食べてしのぎましょう。そうすると
次第にこの状態に慣れてきます。焦らずに
続けて、少しでも空腹の時間を長く延ばして
いきましょう。
